中之島 NAKANOSHIMA

大阪は「橋」の付く地名が多いのはご存知でしょうか?
淀屋橋肥後橋日本橋、心斎橋、鶴橋、京橋、四ツ橋、、、、
もっともっと、いっぱいあります。
江戸時代から「八百八橋」と呼ばれてたくらいですから。
実際は、800もなくて200くらいらしいです。


それもこれも、大阪は水の都とも言われる程川の多い土地だからです。
古事記日本書紀にも登場する淀川を中心に、
滋賀県の琵琶湖から大阪湾に水が流れています。
江戸時代なんかはもちろん高速道路なんてないですから、
この大小の川をたくさんの船が行き来して交通が発達し、
それと共に物資が輸送され、商業が発達するようになりました。


大阪が商業都市と言われる所以です。
海に面していることから、国際的な商業都市としても古くから発達しました。
でも海に近い、川が多いというのは、地盤が安定しにくく、
大阪の街は洪水との戦いの中で造られていきました。


前置きが長くなりましたが、そんな歴史や地理的特徴が
造り上げた大阪の風景、中之島です。
本日の夕暮れ時。


”大阪、Lonely City。汚い街やけど...”
っていう歌がありました。
汚い、危ない、臭い、いろんな人がいる。
そんな中で見えてくる美しさが、大阪の一番の魅力ではないでしょうか。