35才を迎えて(キャー!でも落ち着け落ち着け。)

今、私が仕事で頂いている肩書きは、プロデューサーというものです。

プロデューサーがどんな仕事をする人なのか、

私自身、ちゃんとわかっているとは言えません。

そして、自分が所属している団体が、社会の中でそれ程安定した団体ではないので、

来年の今頃、同じことをやっているとは限りません。

(それはそれで目の前のことに集中できる、というか、集中してやるしかないという利点もあります。)



プロデューサーが何をする人なのか明確にはわかりませんが、

なんとなくのイメージとして、

「何でもやる人。何でもやろうと思えばできる人。」

「演奏者(表現者)やスポンサーやお客さんをつなげる人。」

「対象物(私の場合ならアートや音楽)に対し、たくさんの視点を持つ人。」

「対象物を深く理解している人。」

という、いくつかが浮かんできます。

(ほんとはもっとあります、きっと。)

多分、辞書で引く「プロデューサー」の意味を根幹として、

そのまわりに付随するたくさんのことも含めてのプロデューサー。

なので、この仕事が何なのかわかる日、というのはもう少し先になりそうです。



2002年にはじまった自分の仕事人生ですが、

また新しい景色を見ることになり、今はとまどいが全体の60%くらいを占めています。

残りは、希望であったり楽しさであったりするわけですが。

そんなちょっとした霧の中、最近思うのは、

「仕事というのは、人間がしているものなんだ。」ということです。

つまり、ふだんの自分というものが仕事に大きく関わってくるんだな、とよく考えます。



あるベテランの有名な指揮者(とても尊敬できる方です)が、

演奏にミスが増えてきたオケ団員の話題をされていた時、

「体調を含めた自己管理が大切だ」とおっしゃっていました。

演奏者は身体が資本です。

もともと才能を認められてプロの演奏者になったわけだから、

その才能を続けて発揮していくには、厳しい自己管理が大切ということのようです。

プロの世界は本当に厳しいです。

若いうちは無理できても、年齢を重ねると「自己管理」の大切さは身にしみます。



私は演奏者ではないので、自己管理の方法も少し違うものになりますが、

でも、35才という場所に来た(!!!)今、

すごいふつうなことなんですが、

「人として、ちゃんとしよう。」ということと、

「日々の世界の中に、たくさんの感動をみつけよう。」という感じで、

毎日を送っていけたらと思っています。





追伸

そんなこんなで、冷蔵庫には作り置きのおかずがいくつか。

(私の中のちゃんとしてるイメージ、笑)