今、私が仕事で頂いている肩書きは、プロデューサーというものです。
プロデューサーがどんな仕事をする人なのか、
私自身、ちゃんとわかっているとは言えません。
そして、自分が所属している団体が、社会の中でそれ程安定した団体ではないので、
来年の今頃、同じことをやっているとは限りません。
(それはそれで目の前のことに集中できる、というか、集中してやるしかないという利点もあります。)
プロデューサーが何をする人なのか明確にはわかりませんが、
なんとなくのイメージとして、
「何でもやる人。何でもやろうと思えばできる人。」
「演奏者(表現者)やスポンサーやお客さんをつなげる人。」
「対象物(私の場合ならアートや音楽)に対し、たくさんの視点を持つ人。」
「対象物を深く理解している人。」
という、いくつかが浮かんできます。
(ほんとはもっとあります、きっと。)
多分、辞書で引く「プロデューサー」の意味を根幹として、
そのまわりに付随するたくさんのことも含めてのプロデューサー。
なので、この仕事が何なのかわかる日、というのはもう少し先になりそうです。
2002年にはじまった自分の仕事人生ですが、
また新しい景色を見ることになり、今はとまどいが全体の60%くらいを占めています。
残りは、希望であったり楽しさであったりするわけですが。
そんなちょっとした霧の中、最近思うのは、
「仕事というのは、人間がしているものなんだ。」ということです。
つまり、ふだんの自分というものが仕事に大きく関わってくるんだな、とよく考えます。
あるベテランの有名な指揮者(とても尊敬できる方です)が、
演奏にミスが増えてきたオケ団員の話題をされていた時、
「体調を含めた自己管理が大切だ」とおっしゃっていました。
演奏者は身体が資本です。
もともと才能を認められてプロの演奏者になったわけだから、
その才能を続けて発揮していくには、厳しい自己管理が大切ということのようです。
プロの世界は本当に厳しいです。
若いうちは無理できても、年齢を重ねると「自己管理」の大切さは身にしみます。
私は演奏者ではないので、自己管理の方法も少し違うものになりますが、
でも、35才という場所に来た(!!!)今、
すごいふつうなことなんですが、
「人として、ちゃんとしよう。」ということと、
「日々の世界の中に、たくさんの感動をみつけよう。」という感じで、
毎日を送っていけたらと思っています。
追伸
そんなこんなで、冷蔵庫には作り置きのおかずがいくつか。
(私の中のちゃんとしてるイメージ、笑)