L.A.通信2/素敵なリズム

My jet lag issue...

私の中の体内時計は、どこまでも日本人。

眠れない。どうしても、眠れないのです。

何度寝返りを打っても。どれだけ固く目を閉じても。

そんな中、あるリズムが私の中から出てきたのです。

タン・タタン、タン・タタン、、、なんやっけ?このリズム?

で、懐かしい曲を思い出したので、メモメモ。



Billy Joelの"Say goodbye to Hollywood"

これってちょっとすごくないですか?

なぜなら、さっきのリズムが出てきたとき、曲名までは覚えてなくてヤフーで検索したんです。

そしたら、Say goodbye to Hollywoodって・・・

わたし、今、そのHollywoodで寝れないんですけど〜。

なんの偶然だ。



うちは両親が共働きだったので、学校から帰っても家に親がいませんでした。

小学校2年までは学童保育行ってたけど、3年生からは学童保育に行かなかったのです。

お母さんが仕事から帰るの待つ間、友達と遊ぶ予定がない日は、一人でいろんなことをしました。

おばぁちゃんに手紙を書く、卵焼きを作る、家にあるLPレコードを聴く。

そう、私と音楽との出会いは、まさにこの時、この放課後の時間にありました。



LPのお気に入りは決まっていて、

クリストフ・エッシェンバッハ(ピアニスト、今は指揮者)が弾くモーツァルトソナタ集、

マイケル・ジャクソンの”Thriller”、

そして、ビリー・ジョエルの”Turnstiles”でした。

ビートルズとの出会いはもう少し後)

"Say Goodbye to Hollywood"は、このアルバムの最初に収録されていて、

最初の1音を聴いたときから、この人の音楽にノックアウトされてしまいました。

今聴いても、ビリー・ジョエルは才能溢れた人だなと思うけど、

小学校3年生で、このジャケットを眺めながらビリーさんの音楽を聴いていた頃、

全身が神経の固まりみたいに彼の音楽を感じていた気がします。

お母さんを待っているとき、寂しい気持ちがあったけど、

今思えば、とても素敵な時間だったのだなと思います。



そんなわけで、もうすぐ夜が明ける。

寝ます。