ロイヤル・コンチェルトヘボウ/アムステルダム DAY2

25 Jan 2013

指揮:M・ヤンソンス
曲目:マーラーsym.1 他



日本でこの公演を予約しようとしたら、

予約最終画面に指揮棒を持った、ヤンソンスじゃない、知らないお兄ちゃんが出てたため、

予約せずに現地入りしたところ、やっぱりヤンソンスが指揮することに。

「なにー!?」と思って、23日にホールのチケットセンターにいくと「sold out」とのこと。



でも、やっぱり諦めきれずに、当日キャンセル待ちで並んでたら、

この時期アムスでは風邪が流行っていたようで、キャンセルが出たー!

すごいラッキー!

しかも、100ユーロのチケットを半額の50ユーロで売ってくれて、

前から8列目くらいの超良席だったのです。



でも、この日はそれだけじゃなく、とてもステキな出会いがあった日でした。

キャンセル待ちのとき、一番に待っていたのがバートさんというアムス在住の50代くらいのおじさんでした。

バートさんは最初、「僕が一番だよ」とワタシのところに言いにきたのです。

列を作って待っているわけではないので、バートさんは他にもキャンセル待ちの学生さんに、

「僕が一番だよ」と言ってまわってました。

そうこうするうちに、バートさんと何となく会話をするようになり、

そうこうするうちに、この日のチケットを窓口に受け取りにきた東京の酒井さんご夫妻とも知り合い、

4人で束の間のおしゃべりを楽しみました。

そして、突然、キャンセルのチケットが!!!

チケットはペアで2枚あり、一番に並んでいたバートさんが2枚のチケットを受け取り、

もう1枚をワタシにゆずってくれたのでした。

全く知らない土地で、バートさんや酒井さんご夫妻に出会って、

一時だけでも楽しい時間を共有できたことが、ほんとに嬉しかったです。



バートさんによると、アムステルダムマーラーはゆかりがあるそうで、

マーラーはここに指揮者として、よく招かれていたのだそうですね)

「アムスの人たちは、マーラーが大好き」なのだそうです。

ちなみに、クラシック好きのバートさんに好きな作曲家を尋ねると、

マーラー」「ブルックナー」「ワーグナー」とのことでした。



さて、ヘボウのマーラー1番は、色彩感に溢れたすばらしい演奏でした。

調が明るくなったときの、さわやかなきらびやかさは、ため息がでる程。

金管楽器もド迫力。

いいオケは、いろんな表情を持っているのだなと。(ベタですが)

それにしても、さわやかなきらびやかさって、どんなやねん?ですよね。

さわやかさときらびやかさ、リアルワールドで、この二つが同時に存在しうるのか、

それは知りませんが、コンチェルトヘボウは想像を超えた世界(音)を差し出してくれました。



前日のチャイ5より100倍素晴らしかったマーラー

そして、この日の感動には、バートさんと一緒に音楽を聴けたこともプラスされています。

はるばるアムスくんだりまでやってきて良かった、と心から思えた素晴らしい一日でした。



絵になる街、アムステルダム



やわらかい冬の日差し。おしゃれチョコをもって。



コンチェルトヘボウの前で。



ジュエリーデザイナーのあさこさんと、グラフィックデザイナーのおうりさん。

ステキな人たちに出会えた街。



酒井さんご夫妻。東京に遊びに行ったら、会いに行こう。

バートさんとはお写真撮れずで、残念。