ダイエットに読書

今日、練習を終え、京阪の駅で降りると、

家に帰らず、スタバに向かいました。



目的は、ダイエットです。

体重計に乗らなくても、鏡に映る二の腕を見て思いました。

「このままでは、やばい・・・」

なので、今日くらいは、食欲ではなく、読書欲を満たそうと、

スタバへ自転車を走らせました。

と、その前に、スタバのまとなりにある、大きめの本屋さんで、

食に負けないくらい自分を満たしてくれそうな本を物色しました。



けっきょく、本2冊と、そこの本屋さんに文具コーナーがあって、

その文具コーナーに置いてたメモ帳がほしくなり、

水色のメモ帳と紺のインクのペンを買いました。



で、本ですが、前に、会社の近くの大型書店で、村上春樹さんのちょっと重厚なエッセイを立ち読みし、

村上さんの小説はどうしても読む気になれないのですが、

エッセイはおもしろいなと思ったのを思い出し、

この本を買いました。


おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2


まだ途中ですが、とてもおもしろいです。

というのも、自分は、そもそも村上さんの作品だけでなく、

小説やマンガ、つまりフィクションにそれほど興味がなくて、

マンガなんか、絵があるぶん、いいマンガでもその世界に入っていくのに、

人より時間がかかります。(いいマンガほど、かもしれません)



つまり自分は、他人が作り出した想像の世界に入るのがちょっと苦手かも、と思います。

その代わり、人が何を考えているかを聞くのが大好きで、

その点、エッセイは、自分と同じ世間というものに属している筆者が、

自分とは違う視点で、でも、どんなにすごい筆者でも否応なしに自分と同じ生活者もしくは労働者

という視点で語るのを聞くのが、わりかし好きです。

だから、村上春樹さんも、林真理子さんも、そんなすごい人たちじゃなくたって、

他の人が、生活の一場面をどんなふうに見ているのかを知るのは、苦ではありません。

ようは、エッセイが好き、と。

あ、それだけ、書けばよかったですね。長々とすみません。



村上さんのエッセイを読んでて嬉しかったのが、

村上さんのお気に入りのジョギングコースが、御池から上賀茂にかけての、

鴨川沿いだ、ということです。

鴨川を好きな人に悪い人はいない、ていうか、鴨川を好きな村上さんを好きになりました。




あと、もういっこ買ったのがこれです。


30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)

30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)


もちろん、「伸びる」方の人であるために、

ようは自己啓発書です。

半年かそのくらいに一回、自己啓発書を欲する自分がいます。

で、このたぐいの本に書いてあるのは、たいがい、要約すれば同じことなんです。

それなのに、人は自己啓発書を求めてしまうんですよね。

まぁ、何かの宗教の信者になり、高額なお布施のもと心の平安を手に入れることを考えたら安いもんです。

あ、「こんな本読んでるなんて、何か迷いがあるのかな」と思いましたか?

でも、そういうもんですよね、迷わない人なんていない。

我思う、ゆえに我あり」みたく、

「我迷う、でもそれってほんとはとても幸せなこと、ちょっと大変やけど」みたいな。

迷える子羊たちは、いっそのこと、迷うことを楽しむべきです。

ま、そうはいいつつ、明日はまた何かを決断して前に進むのでしょうが、、、




と、今日は、なんだかとても読書している人っぽく、語ってしまいました。

影響されやすいですね(笑)

でも、スタバで読書は、なんか楽しい。

いろんな人いるし。

食物は多少摂らなくても死なないので、たまに、スタバ読書して豊かになるのもいいかな、

と思える、一日の終わりでした。