サンフランシスコ交響楽団の演奏を聴くためだけに、
東京に遠征してきました。
なんて、贅沢!
一流オケを、生で(ということは高いお金を払って)聴くなら、
ヨーロッパのオケだろう!と思っていましたが、この本を読んで、
サンフランシスコ交響楽団(SFS)とアメリカのオーケストラにがぜん興味が湧きました。
オーケストラは未来をつくる マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の挑戦
- 作者: 潮博恵
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「オーケストラは未来をつくる」
タイトルがいいですよね。
そして、昨日聴いたSFSとユジャ・ワン(中国人ピアニスト)の共演、素晴らしかったです!
オケのマラ5も素晴らしかった!
ホルン、めちゃくちゃかっこよかったです。もちろんトランペットも。
マイケル・ティルソン・トーマスという指揮者は、
お客様をエンターテインすることを喜びとする人であり
(第1部のアンコールでは、ユジャさんと連弾していました!)、
音楽やオーケストラを非常に深いレベルで理解し、それを表出する方です。
そして、「常に新しいものを探求する」方だそうです。
(詳しくは上記の本参照です!)
SFSの演奏を生で聴けたこと、
サントリーホールに集まった人たちと演奏者たちとあの時間を共有できたことは、
私にとって素晴らしい経験になりました。
マラ5の演奏が終わったら「ブラボー!」の嵐でしたが、けっきょくアンコールはなし。
でも、お客さんたちは拍手を辞めず、オーケストラが舞台を去った後も、
舞台に駆け寄って拍手を続け、それにティルソン・トーマスさんが何度も応えていました。
「みんな、この人が大好きなんだな」と思いました。とてもいい光景でした。
※終演の時間が過ぎて、オーケストラ団員が舞台を去っても、なかなか帰らないお客さんたち。