2014年、スタート。

新年、明けましておめでとうございます。

2014、という数字。

まだまだ見慣れませんが、それこそが新年。

新しい、真っさらな2014年がどんな一年になるのか、

とても楽しみです。



今年初めてのコンサートが、昨日さっそくありました。

マーラー交響曲第1番「巨人」。

ファンタジーに溢れたシンフォニーを演奏しました。

マーラーは、音楽の世界にいる人なら、誰もが愛し、また尊敬する、

19世紀末から20世紀初頭の作曲家です。



交響曲第1番の3楽章冒頭、コントラバスのソロがあります。

とても印象的なソロで、コントラバス奏者の中でも、

選ばれた(信頼の厚い)奏者が弾くことになっています(一応)。

昨日ソロを弾いた奏者は、シュツットガルトのオケで活躍する若い日本人の男の子で、

素晴らしいソロを披露してくれました。

今日、事務所にチケットを買いに来たお客さんが、

「あのコントラバス奏者は誰ですか?」、

と、彼の名前を聞いていて、

翌日に「あの演奏は誰だったんだろう?」と思わせ、

名前を聞きたくなる演奏というのは、

誰にでもできることではないし、

すごいことだなと思いました。



まだ若くて無名の彼が、

お客さんの心に残る演奏を一つずつ重ねることで、

自然と彼の名前も、お客さんの記憶に刻まれていくのだなと、

2014年のスタートに、勉強させてもらいました。