最近、本当に本当に僭越ながら、
海外の指揮者やソリストの通訳をやらせてもらうことがわりとあります。
めちゃくちゃ難しいです。
というか、こんな通訳ならいらないかも…と途中で心が折れそうになることもあります。
えらそうなことを言うわけではないのですが、
私レベルが通訳をするほど、
みんな英語をあまり話そうとしません。
ひとつ言い訳をするならそこです。
英語が流暢に話せなくても、何とかコミュニケーションを取ろうとして結果恥をかくか、
英語が流暢に話せないので、話せないものとして恥をかかないか。
英語を話せるようになりたいなら、この恥はかいていくしかないようです(T_T)
でも、どうせ恥をかくなら、その代わりとなる何かをつかまなくては…
じゃないとやってられない!!
最近、オーケストラでの仕事内容がすこし変わりました。
前はオケ団員に近いポジションで演奏会にも全てついて行ってた、
いわゆるマネージャー業だったのですが、
5月から"広報"という仕事に変わりました。
やってみたいって言ってみたら、タイミングよくやらせてもらえることになりました。
ただ、私は広報の何たるかを何もわかっていません。
チラシやポスターを作ったり、ウェブサイトやFacebookで情報を発信したり、
これまで使ってこなかったソフトウェアとの戦いです。
何たるかをわかるとかより前に、できないことがたくさんありすぎて…
でも、きっと私の役割は、
(自分の)オーケストラを好きになってもらうこと、
(自分の)オーケストラに対する見方を変えていくこと、
なのかなと思っています。
前に海外の記事で、憧れの女性の一人ケイト・ブランシェットさんが、
「どの仕事をするかと同じくらい大切なことは、どの仕事をしないか。」
だと言っていました。
すごくわかる。
いい年になってきて、現実には、仕事はあればありがたいレベルの話です。
仕事を選べる立場ではないのかもしれないけど、
でも、高島屋に入社した当時の部長が言ってた、
「自分が配属された職場に足跡を残しなさい。」
という言葉を胸に、
ほんの小さな足跡でも、自分がそこで働いた証しを残せたら嬉しいです。